緋のいろに心はなごみ

蠣殻の疲れ休まる

 

金色の胸綬して

町を行く細き町行く

 

死の神の黒き涙腺

美しき芥もみたり

 

自らを恕す心の

展りに女を据えぬ

 

緋の色に心休まる

あきらめの閃きをみる

 

静けさを罪と心得

きざむこと善しと心得

 

明らけき土の光に

浮揚する

     蜻蛉となりぬ



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