正しいUFOの呼び出し方とは!!!                               サイトの歩き方」も参照してください

  江戸時代のUFO(虚船)    昭和のオモチャ

子供たちの遊びと言えば、ビー玉ベッタン(メンコ)、三角ベース(野球)そして、少し変わったところで「ガーガー」というのがありました。之は、十字型に組んだ、長さ数十センチ・幅ニ十センチ程度の板切れの底に、車輪代わりとなるベアリングを数個取り付けた、ローラースケートの出来損ないのような遊び道具で、自然の坂道(それも舗装してある道に限る)の傾斜を利用して滑り下りるためにだけ存在する手作りの「おもちゃ」で、形が何となく航空機のセスナに似ていなくもないことから「ヒコーキ」とも呼ばれ、高学年の小学生男子にとっては憧れの逸品だったのです。勿論、誰もが自分だけで造れる訳も無く、大抵、年嵩の遊び仲間か兄弟に手伝ってもらいながら完成させたものです。また、当時、ガーガーに利用できる直系が2〜3センチのベアリングは、子供にとっては高価な物で、その上、それを売っている店が中々見つかりませんでしたから「ヒコーキ」の所有者は、皆に一目も二目も置かれたものでした。今考えれば、交通量が少ないとは言え、一般車道を自転車くらいのスピードで滑走するわけですから、相当、危険な遊びでもあったのです。従って、当然、学校からは禁止令が出されており、流行ったのも短い期間だったように記憶しています。

    ピストルと紙火薬(WEBより)  人気の紙芝居

それから、冬場には凧揚げ駒回しもやりましたが、何故か、冬休みには煙硝鉄砲2B弾、それに煙硝玉(カンシャク玉)が大流行でした。煙硝鉄砲(通称・百連発)というのはブリキ製(そのうち合成樹脂のものも出現)のピストルで、丸く巻いた紙の弾を中に入れて、引き金を引くたびに紙火薬が「パン・パン」と連続して鳴る仕掛けのおもちゃです。これは2B弾と共に、中学生でも遊んでいた者がいたくらい人気がありましたね。2B弾というのは、今ではもう売ってないと思うのですが、マッチ棒のように「頭」の部分を擦ると火が付くタイプの手投げ花火のことで、仲間たちがそそれぞれ離れた相手目掛けて投げつける、という単純そのものの遊びに使われました。本体は小さな物(長さ約10センチ、タバコ位の大きさ)ですが、破裂したときの「音」と「爆発の威力」は結構大きなものでしたが、今でも何が「2B」なのか、名称の意味合いは不明です。この2Bも本来の花火とは異なる非教育的な遊び方をする子供が多く、学校から使用しないように注意があったような…。WEBで見ると、ブリキの鉄砲は、まだ売られているようですから、半世紀も人気を保っているのですね。

  「空飛ぶ円盤」と言われている未確認物体  夜空に浮ぶUFO?

とまぁ、このような「遊び」が子供たちの世界の大切な部分を占めていた昭和30年代の半ば、そう1960年頃のお話しになります。日本で初めて「UFO」関連の単行本が刊行されたのは昭和26年(1951)春の事だそうですが、家の隣りには、大きなお金持ちのお屋敷がありました。低学年の頃には、全く関心もなかったのですが、或る休日の午後、生垣の向こうに見える広い縁側で、長椅子に腰をかけ何かの雑誌を読んでいる男の人を見かけたのです。痩せて、色白の余り元気のなさそうな人でしたが、こちらと目線が合ったときに見せた表情は柔和で、少し、はにかみながら、何となく話し相手を求めているようにも思えたのです。家人に尋ねて分かったのですが、その人は『お隣りの長男さんで、目下、療養中』の誰々さんでした。

それから、直だったのか、何日か経った別の機会だったのかは忘れましたが、その青年が、暇つぶし・気晴らしを兼ねて、色々なお話を語ってくれたのです。怪談・お化けの話しも沢山聞いたはずなのですが、全て、時間が記憶を消し去りました。でも、たった一つだけ、というか、その沢山のお話しに出てきた言葉の中で、一言だけ忘れていないものがあります。

    「君は、空飛ぶ円盤というものを知っていますか?」

    「知りません。それは、どんなものなのですか?」

青年は、少し熱っぽくUFOそして宇宙人というものについて語り、実は、その円盤を地球に呼び寄せる「呪文」のような秘密の合言葉があるのだ、それを君にだけ特別に教えてあげよう、と言ってくれたのです。快晴の日の深夜、出来れば午前2時頃が時間的には最も良い。独りで天空の奥を見つめ、ただ、ひたすら一つの言葉を口にして、全ての雑念を払い、円盤にきて欲しいという念力を送り続けるのだ。そうすれば……。

空飛ぶ円盤を呼び出す呪文は「ブンドラ

転居に伴う転校など、いろいろとあり、忘れかけていた「呪文」を星空に向かい真剣に何度も何度も唱えたのですが、円盤はついに現れてはくれませんでした。全く同じ「呪文」が、或る推理作家の作品で使われていたのを知ったのは、つい、さっきのことです。その作品は昭和50年に文庫本として発売されているのですが、彼が、いつ、どこで、その「呪文」を知ったのか、それは不明です。

それでは、円盤を呼び寄せる呪文を、最後に一言『ブンドラ』。どうぞ、皆さんも、試してください。

     
     
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